魚野真美 詩舎 夜の目撃者

詩と、その周辺について。

楽しい詩集

もやもやしたら
あの詩集をひらくのだ
ずば抜けて色彩センスの壊れた
たのしい詩集を。
幾人の詩人がもがいてがなって作ったであろう
あの詩集を。

私は塊魂をつくりたい。
大阪や関西の詩人らと
塊になって日本を転がってゆくような。

けどいまはそれと
正反対な人付き合いと
正反対の、至極まっとう風な生き方をしている。
ふと馬鹿らしく思う
なにを?
日々を壊さないように
隠れて過ごす日々に。
そして表に出るには
あまりにも金が無い。
なにもできないと言いたくないと
このブログを作ったのだけれど
何を書くにも躊躇われて
今に至る。

現状を維持しつつ
虎視眈々と僅かな亀裂に
突きをして壊すタイミングを
狙っている。

楽しい詩と
楽しい詩集があれば
青空はいつも雲の上にあるんだと
気付くことができる