魚野真美 詩舎 夜の目撃者

詩と、その周辺について。

詩人に出会う瞬間

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壁に木が生え枝が延び、葉が茂ってた。
木の下に車が停まる。

※  ※ 

詩集をよんでると
詩人に誘われ
いつのまにか詩集の中、
異界のなかを歩いていたりします。
つくられた空想世界のなか。
いまいる此処と
違う惑星(ほし)であるほど愉しい。

詩のなかで
詩人とふと二人きりに、すれ違う瞬間がある。

影踏みをするみたいに
身をかわし合う
やりとりができる
そんな詩集がすきです。